服部雄一郎さんの講演会に行ってきました。
「ゼロ・ウェイスト・ホーム」翻訳者の服部雄一郎さん。
普段は高知にお住まいの服部さんが、横須賀のお隣、逗子市で講演をされる!とアノニマ・スタジオの方に教えていただき、何がなんでも行きたかった講演。
ただ、この日の同時刻に、夫婦の共通のライフワークである合唱関係の会議が入っており、夫はそこで議事録をつけねばならず。子どもは私がみることに。
子ども3人連れて逗子かぁ…
ウチには車がなく、時間も夜だったので、電車と徒歩で行くにはちょっと無理かなと思いましたが、行けばなんとかなる!なんとかならなかったら帰ろう!と覚悟して行ってきました。
結果、なんとか講演を聴くことができました!😭
たまたま隣の席に座った、やんちゃ2歳の相手をしてくださったマダムに感謝です…
会場のビーチマフィンさんは、ナチュラルな雰囲気がとても素敵なカフェ。クリスマス前ということもあり、ドライフラワーのリースが飾ってありました❤️
講演はお茶とお菓子がついていたのですが、子どもと私の分を買い増すことに!
チョコレートのマフィンと、星形クッキーを追加購入しました。星形クッキー、可愛い😍マフィンはしっとりとしていて、味は濃厚。美味しかったですー!
服部さんの講演は、プラスチックについての講演でした。
プラスチックって生活に欠かせないものになっていますよね。プラスチック製品など、明らかにプラスチック!とわかるもの以外にも、服にも「ポリエステル」や「ポリウレタン」が混紡されていたり。紙おむつも、”紙”と言うけれど組成物はほとんどプラスチック。
紙コップもプラスチックでコーティングされていて(水が染み出ないのはプラスチックのおかげ)、レシートも表面の感熱紙はプラスチックでコーティングされているそうです!身の回りのプラスチック、想像よりずっと多い!
プラスチック製品はここ数十年で世界で爆発的に増え続けている一方で、プラスチックは分解されないため、ごみの行き場が失われつつある、ということ、
また、プラスチック製品から、マイクロプラスチックという、極小のプラスチック片が下水を通して海へ流れ出し、マイクロプラスチックが海の汚染物質を吸着、そのマイクロプラスチックを食べた魚(汚染物質が蓄積されている)を人間が口にすることで起こる健康被害が懸念されているそうです。
私たちにできること。辛くならない範囲でやるのが大事!
無理してストイックにやって、うんざりしちゃって元に戻ったり、家族と喧嘩するのはよくない。
服部さんの、ゼロウェイストを推進したい気持ちと、奥様の、そうは言っても大変、という気持ちがぶつかった喧嘩のエピソードには、リアルな生活を感じました。
それから、自治体が変わるのを待たないで、自分で変わる!
自治体は、関わるステークホルダーがたくさんあり、それぞれと調整があるので、いまあるシステムを変えるのは、とても時間がかかる。自分がかわるのは簡単^ ^ 今すぐできる!
共感しました。役場に勤めていらした服部さんならではの視点ですね。
講演の随所で、ノープラスチックの製品、プラスチックが極力少ない製品の紹介がありました。
スポンジがわりに使えるびわこふきん、竹歯ブラシ、自家製歯磨き粉、パッキン以外プラスチックフリーのかっこいい水筒など…
いくつかの製品はその場で購入できるように準備されていて、講演後に実際にお買い求めになる方もたくさんいらっしゃいました。
講演の終盤には、講演を聴きに来られていた葉山町の若きリーダー、山梨町長から、葉山町のごみ削減の取り組みのご紹介がありました。
葉山町は、2019年9月に「はやまクリーンプログラム」という町独自の行動項目を宣言して、具体的な行動を始めているそうです。
プログラムの一例として
・町の公共施設の自動販売機からペットボトル飲料を撤去
・町職員に「職員はマイボトルを使おう!」キャンペーンを実施
・民間企業と協定を結んでウォーターサーバーを設置(マイボトルで水を飲むひとを増やす試み)
・イベント実施にあたり環境に配慮する
(プログラム内容は、講演の内容に加え、葉山町ホームページを併せて参照いたしました)
各種報道を見ても、葉山町は全国でもかなり先進的とのことです。山梨町長いわく、自治体レベルて行うことはやはり反発も多いそうですが、住民の意識は非常に高く、徐々に意識が浸透しているのを感じる、ということ。
葉山町、すばらしいです❣️
講演後、服部さんご本人とお話しすることもできました。とても気さくにお声がけいただき、また、私のブログを読んでくださっているということで、感激しました(;▽;)
服部さんの、今後の益々のご活躍を心よりお祈りしております!!
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