名刺が必要なら、話が広がる「エコ名刺」!

職場では、職務上あまり必要となる機会がないため、名刺がない私。

プログでの活動をスタートしたので、最近、プライベートで名刺を作ろうかと思い立ちました。

そもそも名刺は必要か?

でも、そもそも、名刺って必要なのでしょうか?

ホリエモンこと堀江貴文氏は、そもそも名刺を持っていらっしゃらないとか。自分やビジネスの相手が、インターネットやSNSを使うことが当たり前の世界では、簡単にインターネット上で繋がりたい人と繋がれますから、名刺はそもそもいらないのかも知れないですね。

また、「ゼロウェイスト」を世の中に広く知らせた書籍「ゼロ・ウェイスト・ホーム」の著者、ベア・ジョンソン氏は、名刺はもらわず、必要な情報を携帯に打ち込む方法をご紹介されていました。なるほど、これもひとつの手段ですね^ ^

とはいえ、まだまだ名刺の文化は根強いなと感じています。交流会に参加すると、挨拶のきっかけが名刺交換なので、「名刺、ないんです…」というとなんとなく肩身の狭い思いをしてしまいます。

夫はフリーランスのwebエンジニアですが、交流会で名刺を交換したことがきっかけで仕事に繋がることも多いです。絵描きの弟は、名刺をいただいた美術評論家の方に個展の案内をしたことで雑誌に取り上げていただく機会を得ました。

どちらも、名刺交換という行為があっての繋がり。

名刺に限らず、カードやチラシといった紙媒体は、初対面の方にもサッと受け取ってもらえて、情報が一覧でまとまっており、まだまだ、インターネットやSNS以上の効果がある場面も多いですよね。

ですが、貴重な資源を使うコトに変わりはなく。「名刺は当たり前のもの」と思ってしまいますが、一度「自分にとって本当に必要か?」を考えることは大切だと思います^ ^

エコ名刺、という選択。

いろいろ考えた結果、実際に「名刺を作ろう!」となったとき、少しでも環境に配慮したいと思い、「エコ 名刺」で調べてみました。

すると、様々な種類の再生紙で作った名刺を取り扱う会社さんを発見!(こちらの会社さんです)早速、名刺のサンプルを取り寄せてみることにしました!

富良野ラベンダー名刺、帆布名刺、オホーツクホタテ名刺など…ルーツが分かりやすく楽しいネーミング!そしてバリエーション豊富!

第一印象は、「エコ名刺って、こんなに種類あるの〜!」ということ。その数、なんと18種類!

一般的な紙として使うには使いづらい独特の風合いや色が、名刺にすることで「個性」としてプラスに活かしているところが、素敵だなと思います!

一般的な紙の原材料は木材(パルプ)ですが、パルプを入手するには木を切り倒さないといけません。森林伐採による森林破壊は地球温暖化や生態系の破壊、土砂災害の誘発などを引き起こすと言われています(✳︎)。紙の利用だけが森林破壊を引き起こしているわけではありませんが、原材料をパルプ以外のこうした廃材や再生紙を利用することで、パルプの利用量が減り、森林の保護に繋がるかもしれませんね。

✳︎ 森林破壊についての説明は、Wikipediaを参考にいたしました。

初対面の方と話が広がる!紙の個性。

さて、名刺に期待する機能ってなんですか?

名刺としての大切な機能は、「連絡先を確認する」ことですが、現代ではそれ以上に営業の重要ツールのひとつではないでしょうか。

ですので、「名刺交換をきっかけに仕事が広がる」「印象に残る」ことが重要なことかと思います。印象に残る戦略のひとつに、「名刺の用紙にこだわる」というのはひとつの方法かと!

環境への配慮を、この名刺の用紙ひとつで表明できますし、この個性的な名刺なら、「へぇ〜、これカーネーションでできているんですか?いいですね!」等、アイスブレイクの話題には事欠かないですよね!

さらに、エコ名刺はかなりバリエーションが豊富なので、様々な業界や立場の方に使っていただけると思います。

例えば…

  • お花屋さんなら「カーネーションペーパー名刺」
  • アパレル関係なら「デニムペーパー名刺」
  • 建築業なら「間伐材パルプ名刺」
  • これから起業される方なら、まっすぐ伸びることを願って「竹名刺」
  • 東北出身なら「東北コットンペーパーCoC」

個人的には、広島市平和記念公園に捧げられた折り鶴を生まれ変わらせた「平和折り鶴再生紙名刺」がいいな、と思いました!

折り鶴に込められたパワーをお裾分けいただくような気持ちになりますし、折り鶴の色がところどころ入っていて優しい色味。さらに、すべて古紙(折り鶴5%、和紙古紙95%)で作られていて、一部は確実に日本国内の原材料(広島)なので、きっと原材料の輸送は空路ではなく陸路。原材料の輸送にかかるCO2も低いだろうと予想しました。


バリエーション豊富なエコ名刺。ご自身のお仕事やこだわりに合った名刺がきっと見つかるのではないでしょうか^ ^ 

廃材や古紙から作られた名刺をきっかけに、渡す方も受け取る方も環境問題への興味が広がりますし、和やかな雰囲気で始まった商談から、いいお仕事へ繋がるかもしれませんね♡

お仕事やプライベートで名刺が欠かせない方は是非、次の名刺を刷るときは、話題が広がるエコ名刺をご検討ください!

ちなみに、「新しい生活様式」では電子名刺の推奨がされているそうです。これをきっかけに、紙の名刺は少しずつ少なくなっていくかも知れませんね。