名を知らぬ魚たち、個性的な野菜たちの行方。「食のマッチング・未利用資源体験会」レポート!

みなさん、普段の買い物は、どこでされますか?

友人に聞いた時に必ず買い物先に入っているのは「スーパーマーケット」。メインの買い物先にされている方も多いのでは。私も普段の買い物は週1回、スーパーで買い溜めしています^ ^

スーパーの野菜は、当たり前のように同じくらいのサイズのものが丁寧に袋にパッキングされて、並んでいますよね。魚も、「鮭」「タイ」「サバ」「アジ」など聞き慣れた名前がずらり。

その裏側で、【同じくらいのサイズ】から外れた野菜たちや、メジャーじゃない魚たちのことなんて、想像がまったく及んでいませんでした。今回は、今まで知らなかった世界を覗いてきたので、そのレポートをしたいと思います!


横須賀商工会議所でご縁をいただき、商工会議所主催の「食のマッチング・未利用資源体験会」に参加してきました。

会場は横須賀・長井の「ソレイユの丘」BBQ場。菜の花が満開でした!

未利用資源とは何か、といいますと、美味しいけどメジャーじゃないからなかなか売るルートがない魚たちや、形がいびつだったりすこし大きい・すこし小さい、「規格外」といわれるお野菜たち。漁師さん・農家さんと、食関連の事業者(レストランなど)の方との出会いの場でした。

名を知らぬ魚たち

知らなかったのですが、ソレイユの丘のすぐ下は深海になっているそうで、深海魚がたくさん獲れるらしいのです。でも見た目がよくなかったり、聞いたことのない魚ということでなかなか売れるルートがないそうです。

例えばこの魚。けっこうインパクトのある外見ですよね。「アブラヒゲ」というそうで、長井で獲れる深海魚だそうです。食べてみると、外見からは想像できないようなくせのない、上品なお味。鯛のようなおいしい白身魚でした。でも、この見た目で、店頭に置いてもなかなか売れない、捌き方がわからない…ということで、利用されないそうです。

こちらは、「ヒイラギ」というお魚。これも「名前がメジャーじゃない」というだけで流通の機会がないお魚だそうです。ものすごい量が獲れるけど、通常はすべて捨ててしまうそう。干したヒイラギをあぶって食べると、メザシのような味。お酒のアテにぴったりの一品でした。

個性的な野菜たち

さらに衝撃だったのは、規格外野菜について。「規格外」って、もっとボロボロの野菜とか、食べられる部分がないようなものだと思っていたら、いやいや、全然食べられるじゃん!という野菜ばかりでした。規格外の野菜は売るルートがなく、基本的には自家消費、もしくは【廃棄】なんだそうです。

この日は、ソレイユの丘の近くで農業をされている「ブロ雅農園」の鈴木ご夫妻がいらして、そんな農家の現状をありのままに教えてくださいました。

このお野菜たち、すべて「規格外」。大きさが規格より小さかったり、ちょっと先っちょが欠けていたり、少し傷がついていたり、形が個性的だったり。農協もスーパーも買ってくれないそうです。農協やスーパーも、買い取ったものの売れないとそこで【廃棄】になってしまい(利益が減り)ますものね。でも味は、規格品と変わらず美味しいんです。辛みがなく、みずみずしい三浦大根、生で食べられるしっとりとしたバターナッツかぼちゃ。

ちなみに規格外野菜、体験会終了後に「廃棄するものなのでよかったら持っていってください」とのことだったので、ありがたくいただき家で食べました。めちゃくちゃ美味しかったです。だって手間かけて農薬減らして、価値ある野菜を作っていらっしゃる。美味しくないわけありません。

今日だけでこれだけの廃棄量。これ、1年でどれだけ廃棄になっているんだろう…😭農家さんが一番つらいですよね。せっかく丹精込めて育てた野菜を捨てなきゃいけないなんて。

未利用食材の活かし方

当日は、横須賀・横浜で居酒屋を経営している「たのし屋本舗」社長の下澤さんもいらしていました。たのし屋本舗が経営している大滝町の「横須賀ビール」は常連なので、お会いできて本当に嬉しかったです…!

「形が悪くても全て三浦半島の恵み。味は同じく美味しいのだから、ペーストにしたり刻んで利用できる」というお話。三浦半島への愛が溢れている方でした。たのし屋本舗では、規格外の野菜を引き取って居酒屋で活用しているそうです。

この日いただいたのは、マリネ、ホイル焼き、横須賀野菜のペーストが溶け込んだカレー。どれも絶品でした!

規格外の野菜やメジャーじゃないお魚を、地元の農家から地元のレストランや消費者に卸す仕組みや、積極的に活用する場があれば、この問題もぐっと解決に近づくのではないかなぁと感じました。そんな意味で、この交流会の意義・広がりの可能性をとても感じました。

消費者がよりコミットしている事例として、逗子では、ブロ雅農園さんから無選別の野菜をコンテナで大量に仕入れ、数十組の家族がそこから買い取っていくというマーケットを開催しているケースがあるそう。「選別も必要なく、袋詰めしなくていいし、直売と違って全部買い取ってくれるから売れ残りの心配もしなくていいのでとても助かっている」とブロ雅さん。なんて無駄のない、素敵な仕組みだろうと思いました❣️消費者も美味しい地元の野菜がたくさん手に入って、農家さんも助かる。そんなマーケットが増えたら、楽しいですね!

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